1日1スパイス&ハーブ コリアンダー

別名 コエンドロ、シラントロ、(葉だけを指して)香菜、パクチーカメムシソウ

科名 セリ科

原産地 地中海沿岸

利用部位 葉、種子、根

 

【種子の部分】

甘く爽やかで、ほのかにスパイシーな香りをもつ。

たんぱく質とよく調和する性質がある。

肉類、卵、豆類の料理によく用いられる。

お菓子作りやカレーにも。

 

【葉の部分】

独特の芳香で、料理のトッピング、炒めものソースなどに使われる。

 

ギリシャ語で虫を意味する「コリス」が語源。

ポプリやサシェにも利用される。

 

1日1スパイス&ハーブ こしょう

別名 ペッパー

科名 コショウ科

原産地 インド(マラバル地方)

利用部位 果実

 

【黒こしょう(ブラックペッパー)】

こしょうの未熟果を摘み取り、果皮ごと天日干しにして乾燥。野性的な香りと強い辛味が特徴。味の濃い料理、匂いの強い素材とよく合う。

【白こしょう(ホワイトペッパー)】

こしょうの熟果の果皮を取り除いて核部分のみを乾燥。白い色、マイルドな香り、強い辛味が特徴。素材そのものの風味を生かしつつ辛味をつけたい料理、色の淡い料理に用いられることが多い。

【グリーンペッパー】

こしょうの未熟果を摘み取って機械乾燥させる。爽やかな香りと辛味、綺麗な緑色が特徴。

主にスープなどのトッピングに使われる。

 

辛味成分はピペリン。

スパイスの王様と言われている。

1日1スパイス&ハーブ クローブ

別名 丁子、丁香、百里

科名 フトモモ科

原産地 モルッカ諸島(インドネシア)

利用部位 蕾

 

スパイスとして利用する蕾は、開花直前(淡いピンクを帯び始める頃)に最も香りが強くなる。

肉料理、フルーツと相性がいい。

香り成分はオイゲノール、油脂の酸化防止や防腐作用がある。

材料に十字の切込みを入れ、そこに刺しておくと調理後に除きやすい。

名前の由来は釘。

1日1スパイス&ハーブ クミン

別名 馬芹、ジーラ(ジェーラ)

科名 セリ科

原産地 エジプト

利用部位 種子

 

カレー粉やチリパウダーに欠かせないスパイス。カレー、クスクス、チリコンカンなどに使われる。

古代エジプト時代にミイラの作りために防腐剤として使われた。

消化を助けて胃腸内にガスが溜まるのを防ぐ作用がある。

中世ヨーロッパで、恋人の心変わりを防ぐものと信じられ、結婚式を挙げるとき、ポケットに忍ばせて臨んだとされる。

1日1スパイス&ハーブ ガーリック

別名 にんにく、大蒜(おおひる)

科名 ヒガンバナ科

原産地 中央アジア

利用部位 鱗茎

 

肉や魚の臭み消しの働きが強く、香りには食欲増進の効果がある。

塩、こしょうに次ぐ第3の調味料と言われている。

香り成分はアリシンという。

1日1スパイス&ハーブ オレガノ

別名 花薄荷、ワイルドマジョラム

科名 シソ科

原産地 地中海沿岸

利用部位 葉および花穂

 

トマトとキノコへの相性が抜群。

肉や魚の臭み消しにも。

チリパウダー、チリビーンズ、チリコンカンなどの料理に使われている。

トマトケチャップ、ウスターソース、ミートソース缶など身近な加工品にも。

語源はギリシャ語で喜びの山。